PCの規格
- PC用電源の規格(種類)
電源ユニットは、PCパーツに電力を供給する役割をしますが、それ以前にAC/DC変換器でもあります。家庭用コンセントには100Vの交流電流が流れており、これがAC(alternating current)です。しかしパソコンならびに電化製品は直流電流(DC)(Direct Current)が使われます。そのため、電源ユニットはAC(交流)をDC(直流)に変換する役割があります。(内部で各パーツに使う5Vや12Vといった直流に変換)。
家庭用コンセントにAC(交流)が使われる理由は、発電所から家庭までの長い距離を無駄なく電気を送るにはAC(交流)が最適だからです。 家庭用コンセントから供給される電気は、とくに消費電力の高い家電を使っていると、電源出力が不安定になります。その状態でパソコンに電源供給すると不安定な状態になってしまいます。そこで電源ユニットは出力変動による影響を吸収し、パソコンに安定して電源を供給します。また、確実ではありませんが、落雷による停電から保護する役割もあります。
PC用バスの規格
バス とは、コンピュータの内外、各回路がデータを交換するための共通の経路を指すコンピュータ用語である。多くのコンピュータは、CPUなど、コンピュータの中心機能と、周辺機器や各種制御部を繋ぐためにバスを使っている。
規格
・シリアスバス…1ビットずつ順番にデータを転送するバスをシリアルバスと呼ぶ。
RS-232C
RS-485
IEEE 1394
USB
PCI Express
シリアルATA
1-Wire
・パラレルバス…シリアルバスが1ビットずつデータを転送するのに対して、元データそのものや元データから切り出した複数ビットをひとかたまりにして、同時に複数本の通信路で情報を伝送するバスである。
・アドレスバス…アドレスを転送するために使われる線。使われる線の本数をアドレスバス幅と言う。
・データバス…CPUと、メモリやI/Oとの間でデータを転送するために使われる線。
・制御線(コントロールバス)…アドレスバスやデータバスで実際に入出力を行うタイミングや、その他CPUと外部との間での必要な制御情報を遣り取りする信号線。