パソコンの注意点!
- 共有パソコン使用時の注意点
例えば一家に1台のパソコンを親子で一緒に使うことがあるでしょう。そんなとき、家族で撮った写真などは皆で一緒に見たいものですが、一人ひとりの個人的なデータやメールなど、見られたくないこともあります。
また、家族の中にパソコン操作に慣れていない人がいると、大事なファイルを誤って書き換えたり削除したりしてしまう、という危険性もあります。パソコンを使う子供が未成年の場合は、親などの保護者がパソコンの使用時間や使途を制限したほうがいい場合もあります。
このように個人の画像を消してしあったり、大事なファイルを誤って消してしまったりすることがあります。あ
- HDD等メディア廃棄時の注意点
◇廃棄パソコンから情報漏洩
廃棄したパソコンや、他人に譲渡したパソコンから情報が漏洩した事例があります。
中古で買ったパソコンに前の所有者のデータが残っている場合がありますが、これは情報漏洩防止の観点から見ると、非常に危険な状態と言わざるを得ません。
中には企業で使われていた中古パソコンを意図的に購入して、HDD内のデータを盗み出すという手口も実際に起きています。
このような被害は、HDD内のデータを削除したりHDDを初期化しただけで、パソコンを処分してしまった場合に起きています。
データをただ単に削除したりHDDを初期化しただけでは、見た目にはデータが消えたように見えても、HDDにはまだデータが残っておりデータ復元ソフトを使えば容易に復元できてしまいます。
そのため、不要になったパソコンのHDDの処理には、データ削除用ソフトを使ってデータを削除するか、専門業者に依頼してデータを削除してもらうほうが安全です。
また、データを削除するのではなく、HDDを物理的に破壊してデータを取り出せなくする方法もあります。
パソコンからHDDを取り出してハンマーなどで破壊すればいいのですが、その場合はHDDの外装を壊すだけでなく、中のディスクを確実に破壊する必要があります。
情報漏洩を防ぐには、こういった方法を組み合わせて、HDD内のデータの重要度に合わせてデータを破壊するといいでしょう。
◇廃棄以外の情報漏洩の可能性
情報漏洩は、パソコンを廃棄する場合だけに起こるのではありません。
パソコンを修理に出す際にも情報漏洩の危険があります。
修理の際は作成したデータやメールの送受信データのバックアップを取った上で、それらを削除してから業者に渡すようにしましょう。
企業の情報漏洩は、企業の根幹を揺るがす重大な事態を招きかねません。
ですから、どんなに注意しても、注意しすぎることはないのです。